Longtime Astros ace Oswalt to retire after stellar career

Ultimate Astros; Roy Oswalt to retire as an Astro with Lance Berkman (2014/2/11)

[2013ワールドシリーズ第3戦]Thin red line

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On obstruction call, Cards walk off for 2-1 Series lead | MLB.com (2013/10/27)
Wild finish offsets rare misstep from St. Louis Cardinals bullpen | MLB.com: News (2013/10/27)

2013年ワールドシリーズ第3戦は、史上初の走塁妨害によるサヨナラ勝ちという、最も稀な形での決着を見ました。果たしてこのジャッジ自体が正しかったのかどうかも含めて、試合後もかなりの議論が行われました。走塁妨害のルールについては、この画面が多くを語っているように思います。

そして試合後にもいくつかの「もし」も語られていました。その最大のものが、なぜレッドソックスはマイク・ナポリを代打で使わなかったのかということです。特に9回表、リリーフ投手のブランドン・ワークマンがそのままバッターボックスに立ち、当然ながら三球三振で簡単にひとつアウトをカーディナルスへ献上しました。このような結果となり、ジョン・ファレル監督はこの「なぜ」に説明をせざるを得ませんでした。

John Farrell explains decision not to use Mike Napoli | MLB.com: News (2013/10/27)

I felt like we had four outs with Koji, four to five outs. If the thought was to go for a two-inning outing for Koji, we would have pinch-hit for Workman the inning before. We were trying to get two innings out of Workman. Once his pitch count was getting in the 30s range, with the go-ahead run on base, that was the time to bring Koji in, even though this would have been five outs. We fully expected him to go back out for the 10th.

本来であれば、不調のジャレッド・サルタラマッキアで攻撃が終わった8回表のあと、ファレルはダブルスイッチを行い、ワークマンともうひとりの捕手、デイビッド・ロスをフィールドへ出すべきだったのかもしれません。ファレルはその点を悔いています。これはナショナルリーグとアメリカンリーグでの指揮の違いが出た形なのでしょうか。

Farrell most regrets not double-switching when he brought Workman into the game in the eighth inning — a common move in the National League. Had he done so, he would have removed catcher Jarrod Saltalamacchia, who made the final out of the top of the eighth, and inserted Workman into his spot. Then he would have put backup catcher David Ross into the lineup batting ninth.

ただ、この試合は走塁妨害やファレルの采配以上に不思議な事がずっと起こっていました。それは、先制したカーディナルスはモメンタムを奪いながらも、それを保持し続けることができなかった点です。でもカーディナルスは勝ちました。それは、カーディナルスは要所を締めていたからだったからのように感じます。試合後、このような疑問が出されました。

ある意味、この答えはYesと言えます。それは、結果的にこの試合で一度もリードを奪われなかったカーディナルスは、すべての得点をレッドソックスの三者凡退の後に挙げていることです。1回表、先発のジョー・ケリーの素晴らしい立ち上がりを見せた後、カーディナルスはレッドソックスのジェイク・ピービーを打ち崩しました。恐らく、このシリーズを通じて、エラーも含まない形で相手投手を連打で打ち崩したのは、あの場面が初だったと言ってもいいでしょう。

また、レッドソックスに追われていた7回表、リリーフ投手のケビン・シーグリストはレッドソックスの攻撃を3人で片付けました。その前の回、レッドソックスはケリーとそれをリリーフしたライアン・チョートとセス・メネスを攻め立て、1点を奪っていたので、ここでのシーグリストのリリーフは大きかったと言えます。その後の攻撃でカーディナルスは2点を奪い、逆転を果たします。

そして問題の9回表、カーディナルスのトレバー・ローゼンサルはワークマンを含めたレッドソックス攻撃陣を三者凡退で終わらせました。ローゼンサルは、その前の回に失点をしていましたが、その失敗を取り返すことにより、9回裏のカーディナルスの攻撃につなげる事が出来ました。

1回表の三者凡退はともかくとして、接戦において、特に流れが相手に傾きかけている時点において、投手が三者凡退の攻撃を与えることは、自分たちのチームの攻撃にとって重要だと思います。カーディナルスは、リリーフ投手が打たれた場面がありながらも、それができていました。一方でレッドソックスにはそれができていませんでした。特にこの試合では、絶対的に信頼していたふたりの日本人リリーフ投手、田澤純一と上原浩治で(どういう形であれ)失点したのが大きかったです。いや、もしかしたら、ジャック・ウェルチが言うように、この2人だけでリリーフを務めさせてもよかったかもしれません。

一方で、カーディナルスは他にも得点機会はありました。例えば、3回裏、マット・ホリデーが打ち上げた大きなフライをジャコビー・エルズベリーが失策した際、ホリデーは中途半端な走塁により一塁でアウトになりました(その後、7回裏にホリデーは田澤から逆転打を放ちます)。4回裏、カーディナルスはノーアウト満塁の大チャンスで無得点に終わりました。特に満塁となった直後の打者で、このシリーズの「鍵」を握る8番のピート・コズマが見逃し三振で終わったのは、カーディナルスへ来るはずの流れを止めることになりました。

いずれにしても、カーディナルスの失策が目立った第1戦以外の二戦は、どちらもギリギリのライン、いうなれば”thin red line”の上を歩いているようなものです。空の上から降ってくる好機という紐なり綱をうまくつかみ、細い線を太くしっかしとしたものにできるチームはどちらでしょうか。

Carlos Beltran in Cardinals’ lineup for World Series Game 2


[2013ワールドシリーズ 第1戦] Miscue, Miscue

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Boston Red Sox capitalize on St. Louis Cardinals’ miscues in Game 1 win | MLB.com: News (2013/10/24)
Precision tools: Lester’s gem, fast start power rout | MLB.com: News (2013/10/24)
Boston Red Sox pitcher Jon Lester clicks on all cylinders, A to Zane – ESPN Boston (2013/10/24)
Cardinals drop the ball in ugly World Series Game 1 loss to Red Sox – MLB – Tom Verducci – SI.com (2013/10/24)

97勝65敗という、リーグ最高成績を収めたボストン・レッドソックスとセントルイス・カーディナルスが戦う2013年のワールドシリーズは、試合前から絶対に最高のシリーズになるという声で埋め尽くされていました。両チームとも、成績だけでなく、強力な投手陣、抜け目の無い打撃陣、ミスの少ない守備、いずれの性格も似たチームだと言えるでしょう。それどころか、両チームは、どちらの街にとっても大きな事件-ボストンマラソンでの爆発事件と、スタン・ミュージアルの死去-の直後のポストシーズンで、ワールドシリーズまで上り詰めました。そして、両チームとも、リーグチャンピオンシップでは相手のミスを上手く活かした形で勝利を重ねてきました。カーディナルスは、ドジャーズのヤシエル・プイーグの2つの悪送球を、レッドソックスはタイガースのプリンス・フィルダーの中途半端な走塁をきっかけとして、地元で戦った第6戦でシリーズの決着をつけました。

しかし、最高のシリーズになるという期待を抱いてワールドシリーズ第1戦を見ての感想は、レッドソックスが勝ったというより、カーディナルスが負けたというべきものでした。それはカーディナルス先発、アダム・ウェインライトが最初の打者、ジャコビー・エルズベリーと対戦したときからすでに予言されていたようです。ウェインライトは試合前、ダッグアウトからグラウンドへ出る際に、頭をダッグアウトの天井にぶつけたそうです。それが影響したわけではないでしょうが、ウェインライトはエルズベリーに7球投じて、結局四球を与えました。これがすべての始まりだったのかもしれません。

その後、1アウト1・2塁の場面で、ショートのピーター・コズマの落球によるエラーが起こります。最初、このプレイはアウトと判定されましたが、レッドソックス監督のジョン・ファレルの抗議により、判定が覆りました。これはそもそも抗議が起こる前にセーフと判定されるべきプレイだったのですが、結果的には、ファレルはこの抗議により上手く試合の流れを掴み直し、決め球に悩むウェインライトの投球の調子を狂わせることもできました。レッドソックスはここから3点を奪います。
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そして2回裏、ウェインライトとカーディナルスの内野陣は先頭打者のスティーブン・ドリューが放った高いフライボールを見失いました。これはエラー扱いにならなかったとはいえ、カーディナルスでは考えられないプレイが2イニング連続で出たことに、レッドソックス以外のファンは驚きを隠せなかったことでしょう。レッドソックスは動揺を隠しきれていないウェインライトを攻め立て、満塁からダスティン・ペドロイアのヒットで4-0とし、デイビッド・オルティーズが打席に立ちます。オルティーズはウェインライトの甘いボールを右中間のブルペンへめがけて大きなフライを打ち上げますが、ここで16年目にしてワールドシリーズ初出場のカルロス・ベルトランがフェンスにぶつかりながらも捕球しました。これは犠牲フライとなり1失点となったものの、ウェインライトはダッグアウトに頭をぶつけて以来、ようやく目を覚ましたように感じました。ただしこれはカーディナルスとベルトランにとっての「犠牲」フライともなり、フェンスにあばら骨を打ったベルトランはその後フィールドに戻ることはありませんでした

この第1戦、もしかしたらこのシリーズ全体がこの2イニングに凝縮されているかのうような印象を受けます。それも、レッドソックスがウェインライトを打ち崩したというより、カーディナルスが自滅した点があまりにも目立つ内容でした。多くのスポーツニュースのサイトを見ても、レッドソックスが勝利したこと以上に、カーディナルスがこの大舞台の序盤でミスを犯した事のほうが大きく取り上げられているように感じられます。確かにこれまでのワールドシリーズ第1戦でも、ミスを犯して負けたチーム、あるいはそこに乗じて勝利したチームはあるのですが、これほどまでにミスに対して焦点が当てられた第1戦は、正直なところ最近記憶にありません。もちろん、レッドソックス先発のジョン・レスターは素晴らしい投球でしたし、一方でウェインライトは3回以降の投球は素晴らしいものがありました。本来であればこの2人の投手戦で、どちらのチームが数少ない得点機会をモノにするのか、が楽しみなところであったはずです。それほどまでにカーディナルスの負け方は印象的なものになったと言えるでしょう。

ちなみに、ウェインライトが3回裏にレッドソックスを三者凡退に抑えた直後の4回表、カーディナルスは1アウト満塁で得点のチャンスを迎えましたが、デイビッド・フリースが併殺打に倒れました。そのような機会があったこと、ウェインライトの投球がそうした機会をもたらしたことは薄い記憶にすら残っていないことでしょう。同時にこの場面では、過去のワールドシリーズで大活躍をしたフリースが、体調面の影響もあり、今年のポストシーズンを通じて、攻撃でも守備でも過去のような働きができていないことが明らかになりました。カーディナルスはフリースをそれでも使い続けるのかどうかが鍵になりそうです。

9回表に出たマット・ホリデーの一発は、第2戦を前にしてカーディナルスの嫌な空気を吹き飛ばすことができるでしょうか。もしくは、QB不足に悩むセントルイス・ラムズがブレット・ファーブ獲得に動いた(そして失敗した)という、とんでもないニュースが、カーディナルスに浴びせられる冷たい視線を和らげることができるのでしょうか。一方、2004年のワールドシリーズから通算9連勝中のレッドソックスは、これまでどおりに戦えれば勝機があることが第1戦を通じてわかりました。第2戦はどのような光景が見出しを飾るのでしょうか。でも、それが落球やお見合いしている場面ではないことを祈りたいです。

Report: MLB likely to ban home plate collisions after discussions this winter

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